(市場調査レポート)IoT フレキシブルデバイス市場分析調査
−次世代を担うフレキシブルデバイスー

発刊日:2015年6月25日
ページ数:140ページ
税抜価格:500,000円(ハードコピーのみ)/ 550,000円(ハードコピー及び電子ファイル)
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概要

IoT 用途のフレキシブルデバイスのグローバル市場は2020年に3,410億円まで成長

フレキシブルデバイスは、これまでのPCB基板上に実装されるエレクトロニクスデバイスとは異なり、フィルム上に装着した柔軟なデバイスで、曲面や袋などに貼れる点が大きなメリットである。

IoT(Internet of Things)用途での利用拡大が期待されており、品質管理、荷物追跡、在庫管理、検品、万引き防止、住宅管理、インフラモニタリング、チケットなど多様な用途で拡大することが見込まれている。

これまでセンシングできなかった新たなニーズの開拓が可能となることから、IoT市場のさらなる拡大につながるデバイスである。

フレキシブルデバイスの生産拡大のカギを握るのが、プリンタブル技術である。スクリーン印刷機、インクジェット印刷機など必要設備の投資金額が安い。

要約

  1. IoT 用途におけるフレキシブルデバイス(センサ、IC タグ)市場は、2020 年までに3,410 億円まで拡大する見通し。
  2. フレキシブルデバイスの強みは、薄さ、柔軟性、耐振動衝撃性。薄さ、柔軟性への注目度は高いが、あまり認識されていないが、耐振動衝撃性は非常に重要なポイントである。
  3. プリンタブル技術を活用することで、薄さ、柔軟性、耐振動衝撃性などの特性をより一層引き立たせることができる。
  4. フレキシブルセンサの需要として期待できるのは、大面積、多点のセンシングである。現状、圧力センサのニーズは存在する。今後は、社会インフラモニタリングなど屋外用途でも活用が期待できる。
  5. フレキシブルデバイスには、通信機能、バッテリ、メモリ容量、センシング精度、寿命、耐候性などの課題がある。これらをクリアすることにより、新たなニーズも生まれる可能性が高い。