オンラインレポート

2010年4月 第5回C3D World レポート

記)ふじわらロスチャイルドリミテッド
取材ご協力 大島景紘氏(JCs China Co.,Ltd. 社長)

China Electronics Fairの一角で、C3Dが主催となって3Dに関する展示を行っている。今 回が5回目となるようだ。4月9日から11日までShenzhen Exhibition Center(シンセン) にて開催された。8月には成都、11月には上海で開催される。 ここでは、その展示の模様や、フォーラムの内容の一部を紹介するが、先に経済新聞の切 り抜きから、3DTVや眼鏡の価格情報を示すこととする。

3DTV、眼鏡

上記は、サムソンのC7000型3DTV で、19999元(約28万円)で販売していることを示 している。46”と思われるがサイズは未記載である。真偽のほどは不明であるが、アナグ リフ眼鏡30元に対し、映画館用の偏光メガネが700元(9700円)、家庭用シャッタ眼鏡が 1000元(1万4千円)とのこと。偏光メガネの価格は間違いとは思うが、一応載せておく。

偏光メガネ
1) 会場展示

会場 会場の内、3DはIT館に含まれ、その3D関連は下図の通りであり、3D関連では、3D PAVILIONと3D CARNIVALで約400m2を確保していた。 China Electronics Fair は、昨年のCEATECや今年のCESのように、3Dが主役か準主役 であった状態とは大きく異なる。3D関係の参加企業は、中国企業自体の展示は多くはなく、 中国企業にとっては、3Dはまだまだこれからというところであろう。 中国松下(PANASONIC)、Sisvel Technology 、XpanChina(XpanD)、Cytek GmbH、などが主な展示会 社である。写真は、3D CARNIVAL のブースである。

2) フォーラム

フォーラム 3D関係フォーラムのアジェンダは次の通りである。各国か ら3Dに関する権威ある講師を招聘している。日本からは、 PANASONIC 小塚氏、SONY 島津氏などが講師として招か れている。セミナー会場は下記の写真に示す通り、300 名程 度の会場のようである。聴講者は、318名の申込みであったとのこと(2000 元/人/2 日)。

上記の発表より、発表内容が公開されている講演の中から、ごく一部(2 件)をピックアッ プして以下に載せることとする。

The current Development and Prospect of 3DTV technology
Ji-Yuen Kim, Managing director, Samsung China Research Center

(要約)現在の3D の状況は、マーケット、事業者(CE 及び放送)、標準、技術の4 つに まとめられる。我々は、3D コンテンツ制作を含む、眼鏡式ディスプレイ(偏光眼鏡・シャ ッタ眼鏡)の長所・短所、裸眼ディスプレイ(視差バリアとレンチキュラー)の3DTV 技 術を分析した。サムソンの3D LED、3D PDP、2D/3D 変換、3Dcodec 等を紹介し、3DTV 業界の将来についても述べる。

3D Decoding and 3D output Considerations for set-top Boxes and Blu-ray Players
Keith Jack, Director Product Marketing Sigma Designs Inc.

(要旨)3D フォーマットには、side-by-side やtop-bottom、H.264 MVC など3D コンテ ンツのディストリビューションに使う多くの種類がある。更に問題を複雑にしているのは、 それぞれが3D フォーマットを実装するために、垂直、水平、さいころの5 の目の形のア ップダウンサンプリングなどの多くの技術を使うことである。セットトップボックスや Blu-ray プレーヤなどは多くの種類のソースからのコンテンツ再生をサポートしなければ ならない。加えて、従来のTV も新しい3DTV のサポートも考慮しなければならない。